専門家がおすすめするコレステロール対策

専門家がおすすめするコレステロール対策

専門家 K.T先生がおすすめするコレステロール対策 執筆者:K.T先生

コレLABO運営者:それでは先生が考えるコレステロール対策としておすすめの方法があれば教えてください

K・T先生:適度な運動は、エネルギー消費を促し、余分な脂質・糖質を代謝させます。基礎代謝が上がるので、エネルギー消費量が増え、肥満の予防にもなるでしょう。インスリン感受性を上げることで糖尿病予防にもなるため、二次的に脂質代謝にも貢献します。自律神経のバランス、血行の改善など、その他ポジティブな要素は挙げれば切りがありません。
もちろん、過ぎたる運動・トレーニングは身体にとって害となることでしょう。

コレLABO運営者:なるほど。やはり運動は適度であればコレステロール値の改善以外にも良い要素が多いのですね。コレステロール値の改善には洋食より和食、肉より魚という話を良く聞きますがこちらはいかがでしょうか?

K・T先生:「洋食より和食」「肉より魚」も、正しい概念ではありますが、大事なことはバランスです。例えば、毛嫌いされるLDLですが、体内から姿を消してしまえば人は生きてはいけないでしょう。
感染症発症時には、LDLは必須の免疫関連物質として生体を守ります。肺炎などの重症疾患において、LDLが低いと死亡率が高いというデータもあるくらいです。

もちろん、魚に多く含まれるDHAや不飽和脂肪酸が身体によく、「肉より魚」の概念は、昨今の洋食に偏った日本人に対しては推し進めるべき健康教育の概念でしょう。しかし、だからと言って、肉を禁止したり、魚ばっかり食べていてはかえって健康を害するのは前述の通りです。すべてはバランスです。食事内容も運動負荷も睡眠時間も、すべてバランスが大事です。

また、各パラメーター間のバランスも重視しましょう。仕事と余暇、OnとOff、食事量と運動量、生活の全てがバランスの上に成り立っている点を念頭に置いて生活して下さい。インターネットを始め、メディア情報に基づいた一元的な自己判断は大変危険です。必要時には医師や管理栄養士、薬学・農学関係者などに意見を求め、総合的にバランスよく判断しましょう。

秋山先生がおすすめするコレステロール対策 :執筆者 秋山真美先生

コレLABO運営者:秋山先生が考えるおすすめのコレステロール対策を教えてください
秋山先生:そうですね。私がおすすめするのはやはり健康診断をうまく利用することですね。
会社や市町村などの定期健康診断をちゃんと受けましょう。そしてその健康診断の結果をちゃんと受け止めましょう。再検査が必要なら、きちんと受けましょう。気になる事があったらすぐそこの近所の病院でいいのでちゃんと行きましょう。
また、50人以上の規模の会社に勤務されているかたは、その事業所ごとに産業医というお医者さんがいます。専属でいなくとも嘱託でいるはずです。
その産業医や保健師さんをぜひともうまく使ってください。
健康指導や面談が必要な場合は、声がかかりますから必ず行きましょう。自分で気になれば、声がかからなくても自分から是非行ってください。そこでわからない事は聞いてください。どうして危険なのか、何が大切なのか、このままだとどうなるのか。そして病院への受診を促されたら、きちんと行きましょう。

コレLABO運営者:なるほど。やはり一番は実際に診療を受ける事なのですね。
実際に様々な患者を見ている先生側からのご意見も頂けると幸いです。

秋山先生:私は病院勤務の傍ら、某企業で産業医もしていますが、健康診断の結果で実に多く脂質異常症の人を目にします。ああ、このままだと確実に10年後は病院だ、という方もたくさんいます。しかし、皆さん本当に忙しく仕事されている中で健康にまで気を使うのは大変なのも事実です。食事だって不規則にならざるを得ないです。そんな中でなんとか工夫できないものか、社員さん一人一人の話を聞いて、日々頭を悩ませ策を練っています。それでもちゃんと効果が出る方も多くいます。その方の生活パターンや食生活等をちゃんと聞くと、何かしらヒントがあり、そこを手がかりに試行錯誤するのです。
このように、個人個人のオーダーメイド的対応が気軽にできる機会としては、産業医や保健師をうまく利用することをおすすめします。

コレLABO運営者:やはり1人1人に合わせた対策が必要ということですね。
サイトを見ている皆さんへ向けて、普段の生活から心がけて欲しいことはありますか?

秋山先生:そうですね。やはり予防するという事の大事さを知る事ですね。
好き放題に生きて、病気になったら死ぬからいいや、なんて笑いながらしている話をよく耳にしますが、そんな考えは捨てる事。日本は国民皆保険の整ったすばらしい国です。病気になって倒れていたら誰かが救急車を呼んでくれます、医療スタッフが全力で助けます。事実、多くの人の命が救われているのです。
ならばできるだけ長い間元気にすごせるよう、病気にならないのが一番です。
動脈硬化に関して言えば、若いうちからが大切です。30代中頃くらいにはちゃんと予防を考える様にしましょう。健康はお金では買えないもの。病気になってからでは遅いのです。
自分の体を本当に大事にできるのは、医者でも親でも奥さんでもない。
自分だけです。どうか自分の体は大切にしてあげてください。

コレLABO運営者:先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。