薬に関する質問

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Qコレステロール値を下げる必要があり診断の結果スタチン系、
         ゼチーアという薬の投薬を進められました。強力な効き目が期待できるそうなのですが、
         これらの薬に副作用はありますか?

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まずはゼチーアについてですが、これは食物からの吸収を抑制することで、体内のコレステロールを下げようとするものです。
胆汁とコレステロールはステロイドの仲間であり、生体は、コレステロール・ステロイドを原料として胆汁を作っています。十二指腸で分泌された胆汁は小腸でもう一度体内に吸収されるのですが(これを腸肝循環と言います)、ゼチーアはこの再吸収も阻害することで、体内のコレステロール減少を促進しています。

副作用について、インタビューフォームという医師・薬剤師が使うお薬の説明書によれば、アナフィラキシー反応(命に関わるようなアレルギー反応)、横紋筋融解症、肝機能障害などの重大なものを始め、便秘、発疹、下痢、腹痛、腹部膨満及び悪心・嘔吐などがあるようです。しかし、ゼチーアに限らず、国内で発売される全ての薬剤は、厳しい治験を経て承認されたものであり、可能性としてたくさんの副作用は挙げられてますが、その発生頻度は極めて低く(副作用頻度があまりに高いと承認されない)、その副作用を上回る効能を科学的に期待されたからこそ発売されたものであり、必要以上に副作用を恐れる必要はないでしょう。もし気になる体調不良が出現したならば、必ず処方してもらった医師に相談しましょう。

次に、スタチン系薬剤についてです。代表的薬剤として、アトルバスタチン(商品名:リピトール)があります。スタチン系薬剤は、HMG-CoA還元酵素阻害薬とも呼ばれます。
コレステロールは、食事由来のものは全体の20%程度で、残りの80%は肝臓で作られます。
コレステロール合成は、アセチルCoA・アセトアセチルCoAと呼ばれる物質から生成される3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)という物質がスタート地点なります。このHMG-CoAからメバロン酸、スクアレン、ラノステロールを経て、コレステロールができあがります。
この合成経路において、HMG-CoAからメバロン酸を作る過程を促進させるHMG-CoA還元酵素という酵素があります。スタチン系薬剤は、この酵素の働きを阻害することでコレステロール生成を抑えるのです。

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ゼチーアと同様インタビューフォームによれば、横紋筋融解症、ミオパチー、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、アナフィラキシー反応、蕁麻疹、無顆粒球症、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、高血糖、糖尿病、間質性肺炎などの重大な副作用があります。また、胃不快感、そう痒感、手指しびれ、不眠、下痢、胸やけ、便秘、頭痛、全身倦怠感なども想定されるようです。

しかし、前述の通り、承認されたお薬は重大な副作用出現の可能性は低く、その副作用を上回る効能を科学的に期待されたからこそ発売されているものです。必要以上に副作用を恐れず、主治医の治療方針のもと、決められたお薬を決められた量だけ正しく服用することで本来の効果を得て、早めに病気を治しましょう。

Q脂質異常症と診断された場合、治療薬としてプラバスタチン(商品名:メバロチン)、
         シンバスタチン(商品名:リポバス)、アトルバスタチン(商品名:リピトール)
         があるのですが、これらの治療薬の副作用があれば教えてください。

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いずれの薬も広く使われているお薬です。ここであえて一つ一つ副作用を述べる必要はないと考えます。副作用は残念ながらどんな薬にもありますが、基本的には副作用よりもメリットがあるから治療薬として認可されています。医薬品をして認可されるには、いくつもの難関を越えて検証され、初めて認可されます。民間療法やサプリメントとはその基盤が全く違うのです。市販後も調査をし、検証される薬も多くあります。
医薬品でもごく少数の人には残念なことに副作用がおこるのは事実ですが、きちんとした対応ができる軽いものが多いです。時として重いものもあるのもまた事実ですが、必要以上に副作用ばかりに注目する必要はないと思います。なぜならば、副作用が余りにも多すぎるものは、メリットがないため薬として認可されません。それを怖がって、医師から勧められた薬を拒否したり、自己判断で中止したりする事は、いたずらに病状を進行させていて気づいたら大きな病気になっていることも多く、絶対におすすめしません。
民間療法や、サプリメントを購入して「これで大丈夫」と思い込む方が危険な可能性はずっと高いです。なぜならば、それらの副作用のリスクはきちんとした検証がされていないだけに逆に危険とも言えるからです。
特に動脈硬化に関しては、誰にでもおこり得るもので、その進行を防ぐ事で健康寿命が伸びるのは明らか、と言えるものの代表格ですから、きちんとしたやり方で改善をしなくてはなりません。
例えば本当に副作用が怖くてたまらない、という場合、あくまで一つの考え方としてですが、同じ効用の薬でも世界中で広くかつ長く使われている薬を選択するという方法もあります。そういった薬は、たくさんの臨床データが蓄積されているため、副作用に関しても多くのデータがあると思われます。効率の良い効用、追加の効用などが最近出たものに比べ劣ったとしても、副作用に関しての安心度は高いのかもしれません。
薬を飲む事のメリット・デメリットだけでなく、飲まないことのメリット・デメリットもよく主治医の先生と相談していただく事をおすすめします。逆にきちんとそういうお話をしてくれる医師を信用するほうがいいと思います。その話をよく聞いた上で判断したほうがよいでしょう。

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